今回はミックス考察です。
ELIZAを頑張っていた頃は丁度、ビデオ、ハンディカムが市場に出回りだした頃。
まだまだ高くて手が届きませんでした。ライブには町の電気屋さんとか、楽器店の
方が持ってきて撮影してくれたり、と。
(86年頃かなぁ)
もちろんライブは暗闇なので、画質もスゴく悪く、とね。
カメラが普及してきた頃には、ELIZAの活動は停止していました。
なので、あまり良い映像が残っていないんだ。
本日は音考察なのですが、ライブなんかの場合、数台のカメラにシンクロ(同調)を
かけるために、タイムコードが流れます。
色々調べましたが、さすがにアナログビデオテープに関しての情報を拾えず。
これがおそらくくせもので、(多分)音声トラックの片チャンネルに信号として
記録されるのではなかったかと(古い記憶ですが)
なので、音声チャンネルには低い何かが(聞こえないよ)一定の音圧(シグナル)で入っている。
(と、たしかこんなだった気がします)
そのため、バンドのサウンドはおのずとモノラル録音になります。
エアーマイク(客席側集音マイク)も無いので、お客様の声は聞こえません(悲)
音圧も低く、割と良い音なのに、どこかナマナマしくしょっぱい(笑)
きちんとしたライブレコーディングは、卓やら何やら、別に必要で、大仕事。
アナログだからシンクロも大変と。
そこで、何とか今の技術で良い音にならないかな、というのにチャレンジ!
モノラルトラックで色んな周波数を拾って、削って、足して、引いて、と、かなりの
創意工夫を。
古いビデオで、音もかなり劣化しておりますが、そこはご勘弁を。
それで出来上がったのがコレです!
ヘッドフォンでお楽しみください。
ちなみに、最初は片チャンネルモノラルから、そのモノラルをセンターへ。
そこから擬似ステレオ+音圧アップ、と音が三段階変化します。
ライブは川崎クラブチッタです。
バックヤードに集まったバンドマン達は本当に印象深かったですね!