毎年、冬になると思い出します。
某年、忘れもしない2月か。。。
スタジオ移転になったので。。。
以前のビルは、オートロックも無ければビルに誰かが
いた場合は、最後の鍵はその人が行う、とそんな感じで
ありました。
数年前の2月。
スタジオで友人と沢山話をし過ぎて、時間は2:00を回っていたかな。
帰りに1Fロビー(小さかったけど)に降りたらね
そこに人が寝ている、とな。!!!!
さすがにビックリしましたよ。
お互いに目を合わせても、出てくる言葉は、「あっ」「うっ」的な。。。
友人には帰ってはもらいましたが。。。
齢、70代くらいのお母さんです。
着膨れしたヤッケ。
何とも枕元にはいくつかの紙袋、とバッグ。
さすがに参りました。
いたたまれなく、スタジオに案内し、ここで一晩、どうぞと。
何か色々、話したのですが、申し訳ないの一点張りで。
僕もなかなか勇気のいる、そんな気持ちでしたが。。。
結局は、「いいですいいです」の一点張りで、その方は
2月忘れもしない、-10度の札幌という都会を肩をすくめて歩いていきました。
年齢的にも自分の母親と違わないくらいです。
何かしてあげられなかったのか、と。。。
冬になるといつも思います。
元気にいらっしゃってくれたら何よりです。
思い出す度に、自分の環境を考え直します。
そして、自分がいつ突然そうならないかも考えます。