NOB-sanの日記

STUDIO ARL ディレクターNOB

ミックス考察学 2

ライブのミックスは最初が一番大変です。

ハコの大きさや、天高、壁の素材、なんかを把握するまでやっぱり

時間がかかります。

先日、ホットタイムのステージ床を張り替えましたが、そういった事も

音には影響が出ます。

リアルタイムなら、お客さんの入り具合、アンプの向き(これは例えば

ですが、ホットタイムでギターアンプのJCを内側に(ボーカルに向けて)

向けると、客席左の壁に音がぶつかって、左からギターの音が飛んで来ます(笑)

最初の頃、なんでだろう〜、って。

表のスピーカーから出さなくていいくらいモニターへの返しが大きいkey.

という事も今までにはありましたよ(笑)

 

そういうのを複合的に見て、音を決めていくわけです。

基本的にはフォーマットを作って、元音は創ってあるため、そこから足し算

引き算(基本は引き算)します。

ここら辺の音(周波数)が欲しい、となったら、イコライザーでその前後を下げたり

するのですよ(引き算)。もちろん余裕があれば直接上げたりもしますが

あれもこれも上げていくと、音が飽和状態に。

そして音が決まったら・・・

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memo

こうやってバンドごとに記録をしていくわけです。

これはアナログ卓の時のものです。転換中につまみを細かく次のバンドの

セッティングにしていきます。特にモニターはバンドさんの出音に大きく影響

するため、これは必須でしたね。

これ、大変だったなぁ・・・(笑)

 

この、アナログとデジタルの違いは、それしか出来ませんよ的で物理的な

アナログに対して、仮想トラック的なものがデジタル空間上、縦にも横にも

いくつも上書き出来るのがデジタルと認識しております。

 

映像も音も、デジタルになって本当にできる事が増えました。

覚えてしまえば、ひとつひとつの仕事は簡単ですが、その分、どんどん仕事量が

増えたような気もします(笑)

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